人生にお茶の時間を~次の100年もつなぐ、宇治茶の可能性~。

ABOUT US

伊藤久右衛門とは

伊藤久右衛門は、江戸時代から受け継ぐ 伝統を大切にしながら、お茶の新しい価値を発信する 京都・宇治のお茶屋です。

  • 江戸後期から始まった伊藤久右衛門の茶づくり。品質にこだわり丁寧に仕上げたお茶は、多くの有名寺社にもご用達いただいてきました。そして近年では、広くお茶をお楽しみいただくために茶房をオープン、さらに抹茶スイーツの開発やインターネット販売など、新しい宇治茶の在り方の探求を続けています。
  • これまで、時代にあわせて変化しながらも、貫いてきたことがあります。ひとつは、伊藤久右衛門ならではの茶の品質を追求し続けること。もうひとつは、宇治茶の魅力を広く伝えるために、常に新しい感覚を取り入れること。急須で淹れる、というスタイルだけではなく、現代のライフスタイルに合ったより気軽に宇治茶を楽しんでいただくための提案を続けています。

INTERVIEW

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店舗販売部 店舗企画室 主任 兼 JR宇治駅前店販売 店長
主任 小澤 拓馬

「自分の仕事は自分で作る」
貢献への強い意志が信頼につながる

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店舗販売部 店舗課 JR宇治駅前店茶房店長
マネージャー 大串 芽衣

宇治から京都・祇園四条へ
2度の店舗立ち上げで得た“成長と自信”

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外商部 営業企画課
課長 大西 慶治

幅広い視点と業務経験を身につけた
"ゼネラリスト"をめざして奮闘中

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上司の背中を見て湧き上がる想い

入社後に1年間、宇治本店で販売の仕事に携わり、店舗の一年の流れを経験したところで店舗企画室に異動となりました。この部署はすべての路面店の販売戦略を策定しており、販促計画や歳時に合わせたイベントの企画のほか、販促ツールの制作、店舗業務の改善なども担っています。

一緒に仕事をしている上司は、各店舗の店長をはじめスタッフたちに頼られ、他部署や協力会社の方々と丁寧に交渉を重ねながら、たくさんの仕事を同時に進めています。その様子を間近で見ていて、早く上司の助けになりたいと思うようになりました。

また、上司のように信頼される存在になることは私の目標でもあります。いま私が大切にしているのは「自分の仕事は自分で作る」意識を持つこと。きっと、そんな姿勢が周りからの信頼につながるはずです。

異動早々、自ら取り組んだ仕事

私が自発的に取り組んだ仕事のひとつに「得々市」でのレジ業務の改善があります。

得々市は、宇治本店で月に一度開催する販売会。季節のお茶をはじめとした当社の商品をご奉仕価格でご提供しており、地元の方を中心にたくさんのお客さまで賑わいます。ただ、通常の日に比べてレジが非常に混み合う上、最近はクレジットカードに加えて種々のキャッシュレス決済も導入していることから、閉店後の煩雑な集計作業がスタッフの負担となっていました。

本店時代からこの業務に問題意識を持っていた私は、作業のポイントを整理して決済方法別にマニュアル化。集計金額のズレやレジ機器の不具合といった不測の事態の対処法もわかりやすく記載しました。自分なりの気づきをもとに取り組んだ仕事ではありますが、担当者からも喜ばれ、この部署でのキャリアのいい滑り出しになった気がしています。

今後は得々市のチラシ制作を上司から引き継ぎ、中心となって進めていく予定です。お客さまの声を直接伺った経験を活かし、ご覧になった方が思わず店舗に足を運びたくなるような、ワクワクするチラシを作りたいですね。そして、今の部署で経験を積んだ後は、卸営業などの社外向けの営業活動にも挑戦してみたいと思っています。

スタッフ一丸となって成功させた新店舗の立ち上げ

2017年秋のJR宇治駅前店、そして2019年夏の祇園四条店と、連続して2つの店舗の立ち上げに携わらせていただきました。一度目の経験を振り返り、二度目に活かすことができたところに自らの成長を感じています。

JR宇治駅前店のときは、店舗の立ち上げに関わるのが初めてだったために余裕がなく、副店長と二人で決めたことを他のスタッフに共有することが多かったです。ただ、スタッフたちにとっては「自分たちで新店舗を作り上げた」実感が湧きづらかったかもしれないなと、後になって反省しました。そこで、祇園四条店では準備段階からスタッフに積極的に仕事を委ねることにしたのです。

祇園四条店で最も懸念していたのは複数階にわたるフロア構成でした。茶房の客席が2、3階であるのに対して、厨房は3階。それぞれのスタッフがお互いに顔を見ながらやりとりしにくい構造なのです。

インカムを使って離れた場所で会話する練習をしましたが、表情や身振り手振りがないと意思疎通は想像以上に難しいんですね。そこで、後輩にインカムの使い方のコツやルールをマニュアルにまとめてもらい、皆に共有することに。オープン前後の慌ただしいときにも厨房とスムーズにやりとりできたのはこのマニュアルのおかげで、思い切って後輩に仕事を任せて本当によかったと思いました。

チャレンジングな環境と経験が人を成長させる

新しいアルバイトスタッフの教育には、入社2年目の社員がすすんで取り組んでくれました。一人ひとりの習熟度を表にわかりやすくまとめたり、教える際に気づいたことを他の先輩スタッフたちと共有したりと、私がお願いした以上の結果を返してくれて、頼もしかったですね。新店舗の立ち上げというこれまでにない経験が、彼女を一回りも二回りも成長させてくれました。そういうチャレンジングな環境があるところも、伊藤久右衛門のいいところだと思います。

私が入社した2015年当時、当社の茶房は宇治本店の1店舗のみでしたが、その後JR宇治駅前店と祇園四条店が開店し、今では3店舗となりました。今後は全店舗を通した戦略の立案やイベント・フェアの企画などを行なう機会もあると思います。2店舗の立ち上げに携わった経験を、今後はそうした業務に活かしていくことができればと考えています。

営業活動で活きる"伊藤久右衛門の強み"

数年前から卸営業を担当しています。京都市内の土産物店や関西エリアの駅、サービスエリア、そして成田空港や関西空港をはじめとする各地の主要空港など、当社が商品を卸している取引先との関係づくりが主な仕事です。また、新規販路の開拓にも積極的に取り組んでいます。

最近手がけた販路開拓の一つに「新幹線の車内販売」があります。ご存じのように新幹線の車内販売のワゴンはとても小さく、一台に積載できる各地の名産品はごくわずか。その限られた枠をめぐって、沿線の数多くのメーカーが営業活動を行なっています。

そのような中、当社が営業活動を行なう際の強みは幅広い商品ラインナップですね。宇治茶や抹茶スイーツだけでなく、抹茶を使ったお酒やそば、カレーなどの幅広い商品を取り揃えており、売り場の特徴や利用客の傾向に沿って多彩な提案ができます。

私が提案し、採用いただいたのは、新商品の「抹茶塩のえび天せんべい」。実は社内でこの商品を開発中だと耳にしたときに、すぐさま「車内販売にぴったりだ」と考えたのです。商品開発の担当者も迅速に応じてくれ、車内で楽しむ際にちょうどよい2枚入りパッケージの商品化を進めることになりました。このように、当社には他部門の仕事を理解し、すすんで協力し合う風土があるので、仕事がとても進めやすいですね。

販売はその後も好調で、現在は新幹線の駅構内での販売に向けて交渉中です。車内で商品を楽しまれた方が、列車を降りた後にお土産として購入されるという流れができればと思っています。さらに、山陽新幹線以外の路線への展開も視野に入れつつ、戦略を練っているところです。

"経営マインドを備えた人材"になるために

これまでに販売を2年半、人事を3年、そして現在の卸営業を経験し、それぞれの仕事を通して事業に対する複眼的な目線を養ってきました。

そして、そして2022年には、課長に昇格し、経営会議にも参加させてもらっています。経営層の事業に対する熱量の大きさに触れ、これまで以上に結果にこだわりながらビジネスを進めていかなければと感じています。

この貴重な経験を今後のキャリアに活かし、将来は幅広い視点と業務経験を身に付けたゼネラリストとして、当社を引っ張っていけるような人材になりたいと思います。

STAFF

スタッフ紹介

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足立 容子

WEB営業部

一人ひとりの能力を見極め、「仕事が楽しい」と思えるチームを作りたい

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小澤 鈴佳

購買管理室

あらゆる情報を収集・分析して的確な製造発注を実現していきたい

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高橋 侑子

開発部 商品開発課

宇治茶の可能性を引き出し、新たな定番商品を生み出したい

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西岡 施海

外商部 営業企画課

お客さまと商品の "出合いの場" を創る、卸営業の仕事をすること

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太田 めぐみ

店舗企画室

宇治茶の魅力と奥深さを "私の言葉" で伝えたい

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清水 芽依

店舗企画室

"時代に合った宇治茶の楽しみ方" をたくさんの人に提案したい

MESSAGE

メッセージ

「伝統と創造」の精神を未来へ──私たちが目指すもの

伊藤久右衛門(いとうきゅうえもん)の企業理念は「お茶の新しい価値を世の中に発信し、日本の京都を代表する企業となる」。江戸後期・天保年間の創業以来、長きにわたり守り続けてきた老舗の伝統を受け継ぐと同時に、時代に合ったお茶の楽しみ方を追求し、世の中に提案していく──そんな「伝統と創造」の精神こそが、私たちが成長を続ける原動力です。

「伝統と創造」。相反するように思われる二つの言葉ですが、私たちにとっては「創造」こそが先人から受け継ぎ、未来に繋いでいくべき「伝統」でもあります。例えば、今からおよそ40年前、当社は「宇治抹茶そば」を開発しました。“飲みもの”であるお茶と“食べもの”であるそばを掛け合わせる斬新な発想が、保守的に見えて新しもの好きな京都の人々に、新鮮な驚きをもたらしたことは想像に難くありません。

私たちの「創造への挑戦」

そうした歴史に連なる私たちもまた、さまざまな分野で「創造」に挑み続けています。商品開発には特に力を入れており、各種スイーツに加え、酒類やカレーなど、従来の抹茶のイメージを覆す画期的な商品を次々と世に送り出してきました。また、今では立派な事業の柱の一つとなった「インターネット販売」は、ネットショッピングの黎明期に、業界に先駆けて始めたものです。

直営店は、2023年春に開店した「清水坂店」で国内6店舗目。さらに、近年は商品や店舗のプロモーションにTwitter、Instagram、LINEなどのSNSを活用しており、全国のみならず、海外からも多くのお客さまが店舗にお越しくださるきっかけとなっています。

共に「日本の京都を代表する企業」という高みに向かって

当社の強みは、こうした企業風土に共感し、宇治茶の新しい価値を自分たちなりのアイデアで世に問うてみようと、社員全員が熱い想いを胸に秘めながら仕事に取り組んでいることだと思います。毎年続けている新卒採用でも、意欲にあふれた多くの若い力が集まり、各部署の中核を担う立場に成長してくれているのは頼もしいかぎりです。

高い志を抱き、一途に打ち込む若き社員たちは私たちの財産であり、誇りでもあります。「日本の京都を代表する企業」という高みに向かい、共に想いを一つにして宇治茶の未来を切り拓いてくれる方との出会いを心から楽しみにしています。

採用担当から学生の方へメッセージ

「学生のみなさんや後輩社員から「やりたい仕事をするためにはどうすればいいですか?」と質問されることがあります。そのときに私は「まずは周りから信頼される存在になることでは?」と答えてきました。どんな仕事も一人ではできません。お客さまや取引先、同僚から認められ、信頼されてこそ、やりたい仕事を任せてもらえるのです。

信頼の第一歩は、どんな仕事や約束にも誠実に向き合うことだと思います。その姿勢が周りからの評価につながり、そこで経験する成功や失敗は自分を一回り大きくしてくれるはずです。 みなさんも、まずは"信頼される存在"をめざして、充実した社会人のスタートを切っていただきたいと思います」

「5年10年先のことを思い描くのは簡単ではないと思います。かくいう私も自己分析が苦手で「自分のこともわからないまま、就職という大きな決断ができるのだろうか…」と思い悩んだ記憶があります。

その後社会人となり、自分と異なる価値観を受け入れる中で、迷ったときに判断する"軸"のようなものが少しずつできてきた実感があります。異なる価値観に触れるときは心の中に小さな抵抗もありますが、その中にこそ、自分を様々な角度から見つめるためのヒントが隠れていたような気がします。みなさんも様々な経験をすると思いますが、そこで出合う多様な価値観を大切にしていただきたいと思います」

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